畳は、日本の住生活の知恵の集大成といえるものです。
家の中では履き物を履かずに、畳の上で生活をする。
畳はそんなふうに、日本の生活や暮らしを足元からささえてきました。
もっともっと住生活の足元である畳に、こだわりを持ちたいものです。
畳は私たちの生活を気持ちよく過ごせるように、様々な知恵や特徴が織り込まれています。


●空気浄化作用と吸放湿性
畳は空気が乾燥すると放湿し、湿度を保ってくれます。
一般に畳一畳で500ccの水分を吸収するといわれています。
また、空気中の二酸化窒素(NO2)を浄化し、無害な一酸化窒素にする作用が
あると発表されています。


●吸放湿・断熱性
畳に使われている「い草」は、断面がスポンジ状になっており、たくさんの空気を含むことができ、その内部のスポンジ状の組織が温度を調整してお部屋の暖かい空気や冷たい空気を逃がさないように保つことができます。
このような作用から一年中畳のある部屋は快適に過ごすことができます。


●足腰にやさしい弾力性
「空気をたくさん含むスポンジ状」という畳は、人にやさしいやわらかさをもっています。
この畳ならではの弾力性が、畳とクラス私たちの足腰に優しいやわらかさをもっています